修論の指導教官との初mtg

さて、いよいよ修論。

私が在籍している研究科では、修論は最後のセメスターを丸々執筆に充てる。テーマは①研究科が提示するテーマ群、または②独自研究テーマから選ぶことができ、指導教官は研究科によってアサインされる。①にせよ②にせよ11月末までに修論の研究計画書を提出し(その際に一応指導教官の希望は書ける)、テーマや研究手法、それから全体のバランスや相性他諸々を見て、研究科によって指導教官と生徒の割り振りが決まる、というわけ。その後は先生と生徒の個人指導で執筆を進め、5月23&24日にディフェンスがある。

個人的には自分で指導教官を探し交渉を重ねるよりも合理的なシステムだと感じる。

1つはテーマ選び。
卒業後就職が前提で、面白い研究はしたいが特にテーマやアイディアへの強いこだわりがない学生(意外といる)や、予算がついている研究PJに関与したい人は①から選ぶことができるし、自分でやりたい人は②を選べる。①があることで、単純に研究の人手が欲しい先生と関心のある生徒のマッチングができるのでwin-winだ。

もう1つは指導教官選び。
特に②の場合は、先生方の「この分野やこの研究手法はこの先生が詳しい」という感覚に従うことができる。生徒側で全ての所属の先生方に対してこの肌感覚を持つのは難しい。あとは、やはり人間同士なのでどうしても相性もある。最終的に発表された指導教官と生徒の組み合わせ一覧を見ると、色々考慮した痕跡が見受けられ、収まるところに収まっている感じがした。これはアカデミックハラスメントを防ぐという意味でも重要。

私は②の独自テーマで、これまでに授業で教わったことはないが、自分の関心のある領域にドンピシャリの先生がいるので、その先生を希望した。一度修論に関係なく話を聞きに行ったことはあるもののそれっきりだったので、果たして引き受けてもらえるかは全く不透明だったが、無事希望通り決まり、キックオフZoomMTGを行うことができた。



冒頭「引き受けて下さってありがとうございます」と伝えたら、「自分も関心のあるテーマだからね!君から学ぶことを楽しみにしているよ、研究計画書も良く書けていたしね」と言ってくれ、即座に中身の話に入った。非常に生産的で、「弟子入り」という感覚が一番しっくり来るものだった。

実はこれまで書いた卒論も1回目の修士の修論も、ゼミや指導教官の専門分野と異なる分野で書いたので、先生方との関係はとても良好ではあったけれど(特に修士の恩師には卒業後二桁年数経った今でもお世話になっていて、一時帰国の度にお酒を飲む)お世辞にも学術的に高いレベルに到達できたとは言いがたい。

というわけで、今回の論文は改めてきっちりと学術論文の形にしたいと思っている。

クリスマスも休まないワーカホリック気味の先生なので(スウェーデン人なのに!)、早速年明け第2週に次のMTGをセットし、間で作業する内容に合意した。クラスメイトの多くは年明け新たなモジュールがスタートしてから初回MTGを組む子が多いので、「tommieもワーカホリック気味だから丁度いいね!」と笑われた。

どんな人が指導教官であろうと自分の仕事をするまでだけれど、作業ペースを含めて感覚の合う先生とは上手くやっていける気がする、ということで今のところは良い予感。

さあ~いよいよだ。

楽しみ!

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