新学期

月曜日から新学期(と同時に二年目)が始まるのでスウェーデンに戻ってきた。
約3か月ぶりに戻ってきた空港は新学期を前に混雑していて、市内へ向かうバスには「これから新生活かな?」と思われる留学生も沢山。去年ワクワクとドキドキを抱えて降り立った自分を思い出した。
去年降り立った時は家探しが難航していて、とりあえず当面の滞在先はairbnbで抑えてはいたものの、そもそも生活の立ち上げがどうなるか、という感じだった。二桁年ぶりの学生生活よりもそちらの方が懸念材料だったくらい(苦笑)

今年は既に帰る部屋もあり、夏の間に修繕が終わったり新しくオープンしたお店に車窓から気付けるくらい景色は肌に馴染み、「ただいま」と思える。

改めて1年経ったんだなあ。


2年目は修論に向けた準備と、修論の執筆がメインになる。

ようやく公開された最初のモジュールのシラバス(授業開始1週間前に公開なのでいつも遅い)を読んでみたら、専攻分野における代表的な調査手法、学問の系譜、先行研究のレビューのポイント、ジャーナルへの投稿、自分の研究成果の学問的貢献をどのように考えるかなどが体系的に学べる組み立てになっていて、とてもありがたいし、楽しみ。

私は日本で修士号は持っているけれど学際的な分野(公共政策)だったこともあり、こういう形で分野全体を見渡しながらお作法を学ぶということはしなかった。自らの関心に近い領域をそれぞれの手法で掘り下げる、という感じ。英文ジャーナルも縁がなかった。

自分の問題意識を研究として形にする基礎的な訓練という意味で修士課程っぽいし、こういう訓練を英語でしていない私はやっぱり修士課程が必要だったな、と。既に修士号を持っているのと、年齢、実務経験を考えて博士課程に行きたかったけれど、急がば回れで結果的に良かった。私の場合問題意識だけはきちんとあるので、土台が整えばむしろ実際の研究は後から付いてくるだろう。

夏休みたっぷり充電したので早く授業始まらないかな!とワクワクする気持ちでいっぱい。

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