制限時間5時間の筆記試験のゆくえは

年明けのモジュール、前半はとにかく詰め込みで、授業全14回、リーディングは論文43本に本2冊。その全てを対象範囲とした制限5時間の試験(持込み不可)が今日あった。

このモジュールが始まるまではアメリカほど厳しくないな〜と思っていたのだけども、前言撤回。最初のモジュールは手加減されていただけでした!

そんなわけでこの2週間はとにかくひたすら試験勉強をしていた。


持込み不可なのに論述式の場合に大変なところは、細かい点まで覚えていないといけないこと。記憶力の低下したアラフォーには特に人名が厳しい。超有名論文の著者達でMazzoleni & Schulzさんという方々がいるのだけど、どうしてもモッツァレラ&ショルツ(Mozzarella & Scholz)に空目してしまったり…。でもこうやって何か引っ掛かりがあればまだマシで、全く馴染みのない北欧の名前や、何の特徴もない一般的な名前はどの人がどんな調査や実験に基づいて何を指摘したのか、それはどんな論争を引き起こしたのか、という組み合わせまで記憶するのが大変。数人ならともかく、範囲が広いからね。内容は覚えていても、「あ〜ほらほらあの人、アメリカ人で、ミシガン大学の…」となってしまう。

結果的に全4問あり、最初の1問が完全に想定外で答えられず、残り3問しか出来なかったので4時間弱で終了。それでもあっという間に時間が過ぎてしまった。

範囲の見定めは割と得意だと思っていたのだけど、1問目は完全に意表を突かれた。悔しい。そして最後の1問は問題文もたった一行で何のヒントもなく(他の問題文は数行の中に答える方向性のヒントが隠れていたり、個人名は書いてくれていたりした)先行研究に基づいて論じよというもので、なかなか重めだった。関連の論文が(記憶が正しければ)7本くらいあったので繋げて論理を組み立て、それぞれの主張が混ざらないように書きつつ、質問に答えるのに一苦労。

半分取れれば合格ではあるのだけど、完全に一問落としている中どうなることやら。
しかしとりあえず終わってよかった。今晩は長らく飲んでいなかったビールを飲むぞ!🍺

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