異なる視点から
試験が終わったと思ったら間髪入れずにモジュールの後半が始まった。 後半は前半で扱った領域から掘り下げたいテーマを決め、約一ヶ月で先行研究のレビューをする。 最初は骨子を提出し、三段階で途中先生による個人指導やグループでの評論会を挟んで3月末までに文章に仕上げ、最後はプレゼンテーション。 今日はアサインされたグループで初ミーティングだった。 皆違う専攻から来ているのでバックグラウンドも関心範囲も多様。EU専攻のジョージア人(なんと進学する前は相当ハイランクの政府高官だったそうで、いずれ来るEU加盟に備えて学んでいるとのこと)、社会科学専攻のフランス人(移民背景があり、特にファッション業界におけるポストコロニアリズムと白人至上主義に関心があるそう。めちゃくちゃオシャレ)、ジェンダー専攻のイタリア人(マーケティングの仕事をしていてジェンダーに関心を持ち、キャリアを深めようと進学したそう)。 前半はインプット中心だったので、クラスメイトとこういう話をする機会がなかった。こういう機会は留学の醍醐味でもある。 ただあまりに多様なので、前提知識が違いすぎて皆それぞれどんな論文にしようか話す際にはなかなか理解が大変だった😅 私はフェイクニュースやミスインフォ、ディスインフォを掘り下げようかなと文献のザッピングを開始した。フェイクニュースもミスインフォもディスインフォも無くならないことを前提に、情報リスクに対してレジリエントな社会とはどういう社会だろうか、ということを考えようかなと思っている。 最後は特定のクラスメイトが割り当てられ、論文の評価もすることになっている(査読の練習の観点から)。実はクラスメイトのエッセイを読む機会はなかなかないので、これも楽しみ。